【代表インタビュー】『50年以上続く会社の秘密はね・・・』大阪府豊能郡能勢町の土木工事を一手に担う福井組の代表のリアルな声!



1969年9月に設立された福井組は、能勢町を拠点に地域社会に密着しながら成長を続けてきました。土木工事・建築工事などの地域インフラ整備や防災工事、災害復旧工事など、多岐にわたる業務を通じて、その技術力と人の繋がりによる確かな実績を築いています。どの仕事もお客様にとって重要な建設投資であり、福井組は常に品質向上を追求し、地域住民の快適な生活環境を守ることを使命としています。


今回は、福井組の代表である福井 利実社長にお話を聞いてみました。


インタビュアー:今日はお時間頂きありがとうございます。今日はたくさん福井組の魅力を深堀っていきたいと思っています!まず、代表はどういう経緯で会社の社長になられたんですか?ご自身で起業されたんでしょうか?


福井社長: 先代である父から引き継いだ形になります。私自身小さい時から現場にも連れて行ってもらっていましたので馴染みがあり、そのまま入社することに抵抗はありませんでした。父が行っている会社に興味がずっとありましたし、福井組で働くことに大きな期待感がありました。ワクワクしていましたね。


インタビュアー:なるほど、幼い頃から建設業に親しみがあったんですね。では、先代から引き継いだ今、福井組の経営理念に込めた想いについてお聞かせください。


福井社長: 「お山の大将だけでは終わりたくない。」という想いがあります。地元の企業だからと言って胡坐をかくわけにはいきませんし、地域に認められる存在になることを目指しています。もっともっと名前が通る会社になりたいですね。地域に根を張り、多くの方々に支えられてきたため、この地で確かな成長を遂げてきました。これからも地域に無くてはならない存在でありたいと本気で思っていますね。


インタビュアー:先代の時代と今の時代では建設業も大きく変わってきたと思います。引き継がれてから経営において苦労されたことや困難だった経験があれば教えてください。


福井社長: 現代ではデジタル化が進み非常に便利な世の中になっていますが、私が働き始めたころは原始的な方法で作業をしていて、工数がかかっていることもたくさんありました。


思いつくところでその当時大変だった作業を挙げるとすれば3つあります。


ひとつは図面ですね。当時は設計図や図面はすべて手書きで行っていました。CAD(コンピュータ支援設計)ソフトウェアなんてなかったものですから、修正が入ると何度も書き換えたりする手間がかかりました。


他には通信手段ですね。今だったらメールとかビデオ会議が普及していますが、昔は電話やファックスが主な通信手段でした。現地確認が必要な場合には、工事現場の進捗を確認するために直接訪れる必要があり、移動時間・連絡のタイムラグが発生していました。


あとはなんといっても建設用作業機械ですね。今はICTが普及していて、大変便利な時代です。建設機械がまだ普及していない時代には、掘削や運搬、コンクリート打設など多くの作業を人力で行っていました。ショベルやクワ、手押し車などの道具を使って、土砂を運ぶなどの重労働が伴いました。今は重機等の大型機械だけでなく、身近な作業用器具まで開発が進み、省力化が叶うようになりました。


インタビュアー:たしかに、一昔前は本当にすべて手作業だったと考えるとものすごく大変な仕事ですよね。


福井社長: その時代を経験したからこそ、PC上で線を引くことがどれだけ便利かを痛感しています。若い時に現場で経験したしんどいこととか辛いことってのは今でも覚えてますよ(笑)。精神的な辛さはけっこうありましたね(笑)。


インタビュアー:なんというか、それも良き時代というか、良い意味でも悪い意味でも人間くさい仕事って感じですね。


福井社長:本当にそうでしたね。当社が考えていることがお客様に伝わらず、現場の進捗にも影響する状況も多々ありました。夜遅くにお客様の元に直談判しに行って、理解を得るために必死に動き回ったこともあります。想いがなかなか伝わらず、お客様に納得してもらわなければ進まないことも多かったです。


インタビュアー:そんな時代を経てきて今の福井組があると思います。今の福井組は建設業でもかなりのホワイト企業ですよね。


福井社長: 自分でホワイト企業かどうかと言うのは変だと思いますが、私自身がたくさん良いことも悪いことも経験してきた分、社員には気持ちよく働いてもらえるような制度作りや雰囲気作りを意識してはいますね!



インタビュアー:では設立から今まで、そしてこれから福井組が目指す未来像を教えてください。


福井社長: 1969年9月の設立以来、もう50年以上経ちますが能勢を拠点としてその周辺地域で多様な工事を手掛けてきました。道路工事、河川工事、建築工事を中心に、社会インフラ整備、防災工事、災害復旧工事などさまざまな仕事に携わってきました。


どの仕事もお客様にとって重要な投資なので、一つ一つ丁寧に対応し、品質の向上を常に追求しています。地域住民の生活基盤や財産を守り、快適な生活環境を創り出すことが私たちのミッションだと思ってます。これからも地域に愛される企業として、社員一丸となって邁進していきたいと考えています。


インタビュアー:ではここで改めてなんですが、福井組の仕事内容や職場環境についてさらに詳しくお聞かせください。



福井社長: 福井組では今述べたような土木工事、新築工事、増改築など、多岐にわたる工事を手掛けています。特に土木工事では道路工事、河川工事、砂防ダム工事、造成工事、上下水道工事などを手掛けており、公共・民間問わず対応していますね。


職場環境としては、平均勤続年数が23年と長く、ワークライフバランスにもかなり自信があります。転勤や出張もなく、安定した働き方が可能ですし、プライベートも充実させることができる会社になってます。


インタビュアー:気になる福利厚生や手当についても教えてください。


福井社長: はい、福井組では福利厚生や手当も充実しています。2LDKの社宅を完備して、社員の安心できる生活をサポートしています。また、住宅手当、家族手当、引越手当などたくさんの手当があり、社員の生活をしっかりと支援しています。なので固定給以外にもしっかりと収入が増える仕組みがありますね。


ボーナスは平均して4か月分ありますし、固定の月給も毎年10,000円ずつアップしてます。


おかげさまで長く続いてる会社なので、退職金制度や再雇用制度も整えており、育児休暇の取得実績もあります。


もちろん資格取得のお金は会社負担なので、研修制度を利用してスキルアップが可能です。


インタビュアー:めちゃくちゃ手厚いですね!社宅に住めば給料以上に毎月使えるお金が増えますね!他にも福井組でのキャリアステップについてもお聞かせください。


福井社長: 福井組では新入社員が確実に成長できるキャリアステップを用意しています。完全な未経験でも大丈夫ですし、昔ヤンチャしてた元気な子でもしっかり受け入れます(笑)


仕事としては、1年目はまず現場で作業を経験し、基礎的なスキルをどんどん吸収してもらいます。先輩社員が同行し、丁寧に指導するのですぐに役に立てると思います。


3年目からは、土木施工管理技士や建築施工管理技士などの資格取得の勉強もやることになってくるかなというタイミングですかね。この頃にはできる仕事もかなり増えてますし重機も使うから肉体的にもかなり楽になってくると思いますよ。


5年目ぐらいになると、もう基礎的なスキルが身に付いてるので、小規模な現場を任されることもあります。施工管理の資格も取ってもらってさらに給料も上げることになりますかね。未経験でもだいたい5年目だと最低でも400万円程度にはなってくると思いますよ。


高卒未経験で20代前半で400万円程の給料は、地域では悪くない方だと思います。




インタビュアーたしかに休みも多くてその給料だと他の建設会社で働くよりかなり良い気がしますね。経験者に関してはどんな感じですか?


福井社長: 経験者だと今は施工管理ができる人材を求めていますね。資格とか経験がマッチすれば初年度から600万円以上の給料も出しますよ。



インタビュアー:この地域だとかなりの高給ですね!では福井組で働く社員さんに対してどのようなことを望んでいらっしゃいますか?


福井社長: 会社は従業員のおかげで成り立っています。お互いが労使の立場なので、持ちつ持たれつの関係です。利益を追求するのが会社の本質ですが、互いの気持ちを尊重し合いながら仕事をして欲しいと考えていますね。


建設業は常に危険と背中合わせの仕事です。時には従業員に対して怒ったりもしますが、愛を持って接しているつもりです。永遠の課題としては安全面に対し特に大きな想いを持ち、常に安全をおろそかにせず意識を高めてもらいたいです。「行ってきます」「ただいま」で毎日しっかり無事に完結できるように仕事を終えられるのが理想です。


インタビュアー:2024年からの建設業界の課題である労働環境の改善について、福井組ではどのような取り組みをしていますか?


福井社長: もちろん、元々労働環境にはこだわってきましたが更なる改善にも力を入れていますよ。


うちでは第二・第四土曜日と日・祝は休みが取れ、社員の休日を確保しています。また、月の平均残業時間は2時間と非常に少なく、年には4カ月ほど残業ゼロの期間もあります。社員がプライベートもしっかりと充実させることができる環境を提供しています。さらに、働きやすさのために夏は空調服を貸与し、快適な環境で仕事に取り組むことができます。クーラーボックスも用意し、暑い日でも涼しく仕事ができるようにしています。


インタビュアー:話を聞けば聞くほど良い会社だと感じます。


福井社長: ありがとうございます。でも我々としてはこれで会社が完成しているとはぜんぜん思ってなくて、むしろこれから新しく入社してくれる方たちには、いっしょにもっと良い会社を作る!という想いの元いっしょに働きたいなと思ってます。その方が、ぜったい楽しいですしね。今あるものにこだわりすぎるのではなく、常によりよい方法を探したり環境を作ったりしてきたことが、福井組が50年以上も地域に支えられる会社でいられた秘訣かなと思ってます。


インタビュアー:本日は多岐にわたるお話をありがとうございました。福井組の素晴らしい取り組みがよくわかりました。


福井社長: こちらこそ、ありがとうございました。


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